2003年9月22日月曜日

診断結果

生検の結果、小林医師の診断結果は以下の通り。

病名:肺ガン(扁平上皮癌)
左の肺上部に拳大の癌が見られ、これが原発。右肺にも2cm程度の癌が2つほど癌が認められる。つまり、血流を介して転移が始まっている全身癌の状況。末期ではないが病期でいうとⅣ期。
このほか肺底部に網状の影が認められる。これは間質性肺炎。非常に稀な病気だが難病。現在根治する療法はない。

治療法:
転移が始まっているⅣ期のため局所療法である手術、放射線、レーザーなどは治療としては意味が無い。また、年齢的な面と肺炎を併発しているため体力の面からリスクが高い。このため、現在検討できる療法は化学療法(抗ガン剤)による治療。ただし、根治治療は望めず、あくまで延命目的。ある程度の効果があったとして平均的には余命は6か月(ただし、抗ガン剤の効果が著しく認められる場合はさらに延命の可能性もあり)。治療を行わない場合3〜4か月。
抗ガン剤はタキソテールを使用し、3週に一度点滴のより注入する(注入には約2時間)。副作用の状況によっては通院での療法も可能。

予見されるリスク:
抗ガン剤により間質性肺炎が悪化する可能性があり、この場合致命的な結果となるケースも考えられる。
副作用としては、1週目に吐き気、目眩など。2週目からは白血球、赤血球、血しょうの減少などがあり、この場合白血球増加剤、輸血等の処置が必要となり毎週通院となる場合もある。

以下は、家族への告知の際の小林医師のメモ
kokuchi

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